この馬がきっかけに!

この馬がきっかけに!


 こんばんは!
 今日は風が冷たかったですが、日中は暖かく良い一日でした。

 さて今日は、当クラブがこれから余生馬、特に乗馬引退馬の余生について力を入れて行こうと思うきっかけを!


 写真の馬はギャラクシー号、せん馬、黒鹿毛、生年月日は不詳?
 僕が引き取ることになった時には馬の健康手帳が紛失!
 微かな記憶では平成以前の昭和58~61年の間だったと!

 この馬との出会いは平成9年、某大手乗馬クラブ勤務で九州の事業所に赴任した時でした。とても優秀な練習馬でしたので特別手を掛けるようなことはなかったのです。そして2年くらいで転勤し別れました。

 再会は平成13年、大手を退職し個人で開業しようと準備していた頃です。旧知のクラブをお借りして始めるつもりで退職し、openに向けて準備していた頃、九州時代にお世話になった馬商のMさんからの紹介で探した馬を引き取りに行った際に、廃馬になり肥育されていたこの馬と再会しました。
 
 その馬商の方はその時すでに余命3か月の状態で、持ち馬を整理していたので、ついでに可哀そうだから持って行ってくれと!
 膝が腫れて、走ると躓く状態でしたが、大人しく従順な馬だと知っていたので、引馬での騎乗なら問題ないかな?と所有することにしました。

 その後借りようと思っていた場所がダメになり、再度場所探しに数か月、その間十分に休養したみたいです。
 

 開業する場所が決まり、大先輩であるN装蹄師に来ていただけることになり2~3回改装して頂いた半年後には、N装蹄師のおかげで脚元が良くなり 、練習馬に復帰!その後は引退するまで長くクラブの看板馬として活躍、多くの会員様を駈歩まで導いてくれました!

 引退して6~7年になりますが、最近そろそろかみ砕け無くなり、この一か月前くらいからたまに飲み込むのも困難になりました。
 獣医さんの懸命な治療のお陰で一命を取留め、今は流動食ですが、年相応に元気に戻りました!あとどれくらい生きてそばにいてくれるか判りませんが、その日を少しでも先延ばしできるように!今までの恩に報いたいと思います。
 
 まだまだクラブには数頭余生馬がいます!
 アヤザクラ、ゼルダ、メリー・・・。
 どの馬も同じように最後まで手元に置いてあげたい!

 そんな気持ちが昂ぶり、今以上にこのことに取り組んでいきたいと思います!

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